【スプレッドシート】IF関数で複数条件を扱う方法！AND・ORの使い方も徹底解説

IF関数で複数条件を扱うには？

Googleスプレッドシートで複数条件を IF 関数に組み込むには、以下の2つを使います：

• AND（すべての条件が真）
• OR（いずれかの条件が真）

✅ AND を使う例（すべての条件が当てはまるとき）

たとえば、点数が「80点以上」で、かつ「出席日数が90%以上」の場合に「合格」と表示したいとき：

=IF(AND(A2>=80, B2>=90), "合格", "不合格")

📌 意味：A列が80以上 & B列が90以上のとき「合格」

✅ OR を使う例（どれか1つでも当てはまれば）

たとえば、「国語または数学のどちらか」が80点以上なら「再テスト免除」と表示したいとき：

=IF(OR(A2>=80, B2>=80), "免除", "再テスト")

📌 意味：A列 or B列 のどちらかが80以上なら「免除」

✅ ネスト（入れ子）を使った応用例

条件がもっと複雑な場合は、IFを入れ子にすることも可能です。

=IF(A2>=90, "S評価", IF(A2>=70, "A評価", "B評価"))

📌 90点以上 → S
📌 70点以上 → A
📌 それ以下 → B

まとめ

• ANDで「すべての条件」を確認できる
• ORで「いずれかの条件」が真になるかを確認できる
• 複雑な条件は入れ子のIFで対応可能

IF関数 × 複数条件をスプレッドシート風に解説！

🎓 例：AND条件で「合格」か「不合格」を判定

以下のようなスプレッドシートを想像してください👇

名前	テスト点数 (A列)	出席率 (B列)	判定 (C列)
さとし	85	95	合格 ✅
カスミ	75	92	不合格 ❌
タケシ	82	88	不合格 ❌

このように、A列とB列の両方が基準を満たしていれば「合格」と表示します。

💡使用する関数：

=IF(AND(A2>=80, B2>=90), "合格", "不合格")

🎓 例：OR条件で「再テスト免除」判定

名前	国語 (A列)	数学 (B列)	判定 (C列)
ヒカリ	78	85	免除 ✅
シンジ	65	60	再テスト ❌
ノゾミ	80	70	免除 ✅

💡使用する関数：

=IF(OR(A2>=80, B2>=80), "免除", "再テスト")

まとめ

• AND → 両方の条件が真のときに実行される
• OR → どちらか一方でも条件を満たせばOK
• スプレッドシートに関数を使う場合、A2やB2のようにセル参照することを忘れずに！

🎯 実は…GASならもっと効率的にできる！

📌 GASで複数条件を一括判定するコード

function checkResults() {
  const sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getActiveSheet();
  const data = sheet.getRange(2, 1, sheet.getLastRow() - 1, 3).getValues(); // A2〜Cまで

  const results = data.map(row => {
    const score = row[1]; // A列: テスト点数
    const attendance = row[2]; // B列: 出席率
    return (score >= 80 && attendance >= 90) ? "合格" : "不合格";
  });

  // C列に書き出し
  sheet.getRange(2, 4, results.length, 1).setValues(results.map(r => [r]));
}

このスクリプトでは、スプレッドシートの行をループして「複数条件」に基づいて「合格 or 不合格」をC列（D列でもOK）に一括出力しています。

GASを使うメリットまとめ

• 💨 データが多くても高速に処理できる
• 🧠 数式のミスが起きにくい
• 🔁 条件をあとからまとめて変更しやすい