初心者でもかんたん!GASで配列操作をマスターする方法


GASで配列を宣言する方法
まずは、GASで配列を宣言する基本から始めよう。配列はデータを一つにまとめて扱うのに便利な構造だ。
基本的な配列宣言
var array = ["cat", "dog", "bird"];
これは「cat」、「dog」、「bird」の文字列を持つ配列を作る。

空の配列を宣言する
var emptyArray = [];
このようにすると、あとで値を追加できる空の配列を作れる。
GAS配列の操作:追加、結合、検索
次に、配列に対してどのような操作ができるかを学んでみよう。
配列への要素の追加
配列に新しい要素を追加したい場合、pushメソッドを使うとよい。
array.push("fish");
配列の最後に「fish」が追加される。
[h3]配列の結合[/h3]
異なる配列を結合したいときは、concatメソッドが便利だ。
var moreAnimals = ["elephant", "lion"];
var combinedArray = array.concat(moreAnimals);
これで、「combinedArray」には元の配列と「moreAnimals」が結合された結果が入る。
配列要素の検索
配列内を検索するためには、indexOfメソッドを使える。
var index = array.indexOf("dog");
「dog」のインデックスが返され、見つからない場合は-1が返る。
GAS配列の操作:削除、ループ、要素数、ソート
配列から要素を削除する
削除したい要素がある場合は、spliceで行う。
array.splice(index, 1);
先ほど見つけたインデックスの要素を削除できる。
配列のループ処理
配列をひとつずつ処理するためにループは欠かせない。
for (var i = 0; i < array.length; i++) {
Logger.log(array[i]);
}
これで配列内のすべての要素をログに出力する。
配列の要素数を取得する
配列の要素数を確認するときは、lengthプロパティを使う。
var size = array.length;
これで配列の長さ(要素の数)が取得できる。
配列のソート
配列をソートするには、sortメソッドを使おう。
array.sort();
デフォルトでは、文字列としてアルファベット順にソートされる。

練習問題
今回は、GASで配列を操作する練習をしてみよう。
問題: 以下の手順で配列を操作してみてください。
1. 動物名を含む配列を作成する。
2. 新しい動物名を末尾に追加する。
3. その動物名を使って配列をソートする。
4. ある動物名のインデックスを検索し、その要素を削除する。
解答・解説
配列操作を手順通りに行うコードを以下に示します。
function manipulateArray() {
var animals = ["cat", "dog", "bird"];
animals.push("fish"); // 配列の末尾に「fish」を追加
animals.sort(); // アルファベット順にソート
var index = animals.indexOf("cat"); // 「cat」のインデックスを取得
if (index !== -1) {
animals.splice(index, 1); // 「cat」を削除
}
Logger.log(animals); // 配列の内容を表示
}
解説:
- pushメソッドで新しい要素を配列の最後に追加。
- sortメソッドで配列をアルファベット順にソート。
- indexOfで特定の要素の位置を見つけ、spliceでその要素を削除。