Google Apps Scriptでの効率的なドキュメント読み込み方法を解説!
GASを使ってドキュメントを読み込む方法ってどうやるんだろう?やったことがなくて不安で…。

猫男

catman
安心するんだ、catmanが「GASでのドキュメント読み込み」を手ほどきしよう。
GASでドキュメントを読み込む基本
Google Apps Script(GAS)を使えば、Googleドキュメントを簡単に操作できる。まずはシンプルな読み込みの基本を紹介しよう。
function readDocument(docId) {
var doc = DocumentApp.openById(docId);
var body = doc.getBody();
var text = body.getText();
Logger.log(text);
}
上記のコードはドキュメントを読み込んでその内容をログに出力する。
関数内のDocumentApp.openById(docId)は、ドキュメントIDを使ってドキュメントを開くメソッドだ。
doc.getBody()で文書の本文要素にアクセスし、getText()メソッドでそのテキストを取得している。
GASでのドキュメント内の要素の探し方
ドキュメント内の特定の要素を探すのも簡単だ。例えば段落だけを抽出する方法を見てみよう。
function readParagraphs(docId) {
var doc = DocumentApp.openById(docId);
var body = doc.getBody();
var paragraphs = body.getParagraphs();
paragraphs.forEach(function(paragraph) {
Logger.log(paragraph.getText());
});
}
このコードでは、getParagraphs()メソッドで文書内の段落を全て取得し、順番にログに出力している。
この方法を利用すれば、特定の構造を持つコンテンツを効率的に取り出せる。
ドキュメントを読み込んで加工する方法
GASで読み込んだドキュメントのデータを加工する手法も紹介しよう。以下のコードは、すべての単語を大文字にして表示する。
function processDocument(docId) {
var doc = DocumentApp.openById(docId);
var body = doc.getBody();
var text = body.getText().toUpperCase();
Logger.log(text);
}
toUpperCase()メソッドを使って、読み込んだドキュメントのテキストを大文字に変換している。
このようにGASでは、JavaScriptのメソッドを活用してドキュメント内のデータを自由に加工できる。
GASで便利なドキュメント操作関数一覧
以下は、GASでドキュメントを扱う際によく使う便利な関数一覧だ。
関数名 | 用途 |
---|---|
DocumentApp.openById() | ドキュメントをIDで開く |
DocumentApp.create() | 新しいドキュメントを作成する |
Body.getText() | ドキュメントの全テキストを取得 |
Body.getParagraphs() | ドキュメントの段落をすべて取得 |
Element.getText() | 要素のテキストを取得 |
なるほど、GASってすごく柔軟にドキュメントを扱えるんだね!

猫男
まとめ:GASでのドキュメント操作をマスターしよう
- GASでは簡単にGoogleドキュメントを読み込むことができる。
- DocumentAppを使えば、ドキュメントにアクセス可能。
- 段落やテキストの抽出も直感的にできる。
- 加工もJavaScriptのメソッドで自在に行える。
よーし、僕もGASでいろんなドキュメントを操作してみたい!

猫男

catman
その意気だ!ドキュメントを自在に操れるようになれば、GASの威力を実感できるさ。
練習問題
以下の問題を解いて、GASでのドキュメント読み込みの理解を深めよう。
指定した文字列がドキュメント内に含まれているか判定し、結果をログに出力するスクリプトを書いてみよう。
解答・解説
function findInDocument(docId, searchString) {
var doc = DocumentApp.openById(docId);
var body = doc.getBody();
var text = body.getText();
if (text.includes(searchString)) {
Logger.log("文字列が見つかりました!");
} else {
Logger.log("文字列が見つかりません!");
}
}
このスクリプトは、ドキュメントをIDで開いて本文を取得し、includes()メソッドで検索したい文字列が含まれているかを判断している。
結果に応じて、ログに「文字列が見つかりました!」もしくは「文字列が見つかりません!」と出力される。