GASのエスケープ文字まとめ|「”」「\」「改行」を正しく表示する方法

GASで「”」を文字として使いたいんだけど…どう書けばいいの!?
猫男
猫男
catman
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それは「エスケープ文字」で解決できる!catmanがやさしく解説するぞ。

GASのエスケープ文字とは?

エスケープ文字とは、特別な意味を持つ記号を、文字として扱いたいときに使う記号です。

GAS(Google Apps Script)では JavaScript と同じく、

バックスラッシュ(\)

を使ってエスケープします。

 

たとえば、

ダブルクオーテーション(”)を文字として表示したい

としましょう。このとき、次のように書くとエラーになります。

 Logger.log("彼は "こんにちは" と言った"); 

これは「 ” 」が途中で閉じてしまうので、GASが混乱しているんですね。

 

そんなときにエスケープ文字の出番です!

 Logger.log("彼は \"こんにちは\" と言った"); 

このようにバックスラッシュを前につけることで、「” 」を文字列として表示できます。

おぉー!「\”」って書けばいいんだね!
猫男
猫男

GASでよく使うエスケープ文字一覧

という感じで、バックスラッシュを前につけてエスケープ文字を活用していきましょう。

以下がGASでよく使うエスケープ文字たちです。

書き方 意味
\n 改行 Logger.log(“こんにちは\\nさようなら”);
\t タブ Logger.log(“項目1\\t項目2”);
\” ダブルクオーテーション Logger.log(“彼は \\\”OK\\\” と言った”);
\’ シングルクオーテーション Logger.log(‘It\\\’s OK’);
\\ バックスラッシュ Logger.log(“フォルダは C:\\\\Users”);

 

catman
catman
記号そのまま使いたいときは、前に バックスラッシュ(\)をつける!これが基本だ。

実際に使ってみよう:GASで使うエスケープ文字のサンプル

 function escapeExample() {
    Logger.log("彼は \"やあ\" と言った");
    Logger.log("リスト:\n・りんご\n・バナナ\n・ぶどう");
 } 

実行すると、こんな出力になります:

彼は “やあ” と言った
リスト:
・りんご
・バナナ
・ぶどう

 

なるほどー!これで文字列を自由に扱えるようになりそう!
猫男
猫男
catman
catman
その調子だ!「文字列の整形」もスクリプトの大事なスキルだからな。

🔰 練習問題:エスケープ文字を正しく使おう

  1. ダブルクオーテーションを含む文字列を表示したい:
    Logger.log("これは "重要" な文字列です");
  2. 改行を使って複数行に分けたい:
    Logger.log("項目1 項目2 項目3");

    → 項目ごとに改行して表示したい

  3. タブで項目を区切りたい:
    Logger.log("A B C");
  4. Windowsのフォルダパスを表示したい:
    Logger.log("C:\Program Files\App");
  5. シングルクオーテーションを含む文章を表示したい:
    Logger.log('It’s OK');

✅ 解答例

  1. Logger.log("これは \"重要\" な文字列です");
  2. Logger.log("項目1\n項目2\n項目3");
  3. Logger.log("A\tB\tC");
  4. Logger.log("C:\\Program Files\\App");
  5. Logger.log('It\\'s OK');

💡 ポイント: 特別な記号をそのまま表示したいときは \(バックスラッシュ)を前につけてエスケープしよう!

まとめ:GASでのエスケープ文字の使い方

  • \n:改行
  • \”:ダブルクオーテーション
  • \\:バックスラッシュ
  • 記号をそのまま表示したいときは \ を前につけよう!