【GAS入門】Googleフォームを自動で作成・返信する方法

GASでGoogleフォームを自動作成する方法

まずは、GoogleフォームそのものをGASで作るコードから！

まだフォーム作成前なので、スタンドアロン型のスクリプトで書きましょう。

 
function createGoogleForm() {
  const form = FormApp.create('アンケートフォーム');

  form.addTextItem().setTitle('メールアドレス');

  form.addTextItem().setTitle('あなたの名前を教えてください');

  const item = form.addMultipleChoiceItem();
  item.setTitle('好きな色は？')
      .setChoices([
        item.createChoice('赤'),
        item.createChoice('青'),
        item.createChoice('緑')
      ]);

  Logger.log('編集用URL: ' + form.getEditUrl());
  Logger.log('回答用URL: ' + form.getPublishedUrl());
}

これだけで、

• メールアドレス
• 名前
• 好きな色

を聞く選択項目が作れます。

 

コード	説明
FormApp.create('アンケートフォーム')	新しいGoogleフォームを「アンケートフォーム」という名前で作成します。
form.addTextItem()	テキスト入力欄をフォームに追加します（名前を記入する質問）。
form.addMultipleChoiceItem()	選択肢から1つ選ぶ質問を追加します。
item.setChoices([...])	選択肢を「赤」「青」「緑」に設定します。
Logger.log(...)	作成されたフォームの「編集用URL」と「回答用URL」をログに出力します。

 

コードを実行すると、このようなフォームのできあがり。

 

 

 

GASでGoogleフォームの登録メールアドレスに自動返信する方法

フォームに回答があったら、自動で受付完了メールを送れます。

以下のスクリプトをフォームに紐付けたコンテナバインド型で作成しましょう。

 
function onFormSubmit(e) {
  const formResponse = e.response;                      // FormResponse
  const itemResponses = formResponse.getItemResponses(); // ItemResponse[]

  let email = '';
  let name  = '';

  itemResponses.forEach(ir => {
    const title = ir.getItem().getTitle();  // 質問タイトル
    const answer = ir.getResponse();        // 回答

    if (title === 'メールアドレス') {
      email = answer;
    } else if (title === 'あなたの名前を教えてください') {
      name = answer;
    }
  });

  Logger.log({email, name});

  if (email) {
    GmailApp.sendEmail(
      email,
      'アンケート回答ありがとうございます',
      `${name} さん、アンケートへのご協力ありがとうございました！`
    );
  }
}

ポイントは「トリガー」を設定すること。

スクリプトエディタで「トリガー」→ onFormSubmit を「フォーム送信時」に紐づけます！

詳しくは「GASでGoogleフォーム送信時のトリガーを設定する方法」で復習しておこう。

 

まとめ：GASでGoogleフォームをもっと便利に！

• フォーム作成：FormAppで一から作れる！
• 自動返信：onFormSubmitトリガー＋GmailAppで即送信！