【初心者向け】Google Apps Scriptのグローバル変数とは?const/letの違いと注意点
GASでグローバル変数を使いたいんだけど…宣言のしかたとか、スクリプトを分けたときにどうなるかとか、イマイチよく分からなくて…!

猫男

catman
それならcatmanに任せな!今回は「GASのグローバル変数」をまるっと整理して解説しよう!
グローバル変数とは?
グローバル変数とは、関数の外で宣言されていて、スクリプト全体からアクセスできる変数のことです。
const message = "こんにちは"; // ← グローバル変数
function greet() {
Logger.log(message); // どの関数からでも使える
}
✅ const や let で関数の外に書いた変数は「グローバル変数」として扱われます。
GASでのグローバル変数の宣言と注意点
GASでは、通常のJavaScriptと事情は同じです。
つまり、
const, let, var を使ってグローバル変数を宣言できます。
キーワード | 再代入 | 再宣言 | スコープ |
---|---|---|---|
const |
× | × | ブロック |
let |
○ | × | ブロック |
var |
○ | ○ | 関数(古い) |
💡通常は const を使い、どうしても上書きが必要な場合は let を使いましょう。
別ファイルでもグローバル変数は使えるの?
GASでは、複数ファイルにスクリプトを分けることができますが、同じプロジェクト内であればグローバル変数は共有されます。
📁 例:
main.gs に const TITLE = “GASの世界”;
utils.gs に Logger.log(TITLE); → ✅ 使用可能!
へぇ〜別ファイルでもそのまま使えるんだ!

猫男

catman
そうさ。でも注意点もあるから、次で説明するぞ!
グローバル変数の上書きに注意!
同じ名前の変数を複数の場所で定義してしまうと、上書きされてしまうことがあります。
// file1.gs
let count = 1;
// file2.gs
let count = 99; // file1.gs の count を上書きしてしまう可能性あり!
✅ 名前が被らないようにする or オブジェクトでまとめる など工夫すると安全です。
グローバル変数を整理するコツ:名前空間っぽく使う
const CONFIG = {
sheetName: "ログ",
adminEmail: "admin@example.com"
};
function showConfig() {
Logger.log(CONFIG.sheetName);
}
✅ オブジェクトでまとめれば、可読性も上がり、上書きも防げます。
まとめ:GASでのグローバル変数の使い方
- const / let で関数の外に書けばグローバル変数になる
- 別ファイルでも共有される(同じプロジェクトなら)
- 名前被り・上書きに注意!
- オブジェクトにまとめて名前空間っぽく使うと安全
これでGASのグローバル変数もバッチリ使いこなせそう!

猫男

catman
よし、それができればGASプロジェクトもかなりスッキリ管理できるようになるぞ!